エンダウド・プログレス効果

このブログって、毎度、まったく聞いたことがない、初耳~ってくだりから入りますけど、ホントに初耳の言葉ってたくさんありますなー。

なんなのさ、エンダウド・プログレス効果って。

それって、何?

エンダウド・プログレス効果の内容を聞いて、共感。あるある~って思った。

エンダウド・プログレス効果は、目標に向かって「人工的な前進」条件を与えられた人々は、目標達成に向けてより強い粘り強さを示すという効果のことをいうんだとか。

ちょっと先に、あえて学術的ないい回しで難しくいいますね。

人々は、8つのステップを必要とするタスクを、10のステップに変換し、すでに2つのステップが完了しているとした場合、それはまだ開始されていないタスクではなく、脳内ですでに実行された不完全なタスクとして再構成されるというのだ。

わかりやすい例でいえば、8個のスタンプを押してもらうまっさらなポイントカードよりも、10個のスタンプを押してもらうポイントカードで最初から2個のスタンプが押してあるポイントカードのほうが、人々のスタンプを集めるモチベーションが高くなるというもの。

どちらも同じ8個のスタンプを集めなければならないのに、後者のほうが人々ははるかに目標を達成させるモチベーションが高いというのだ。

それをエンダウド・プログレス効果というのだとか。

もう、先にいってしまいましたが、まっさらなタスクよりも、すでに始まっていると認識する不完全なタスクのほうが、人々のモチベーションは高まるということが、実証実験にてわかっているということなのだ。

ちなみにこの心理(効果)は、与えられた進歩を無駄にしたくないという願望よりも、タスクを完了させたいという認識(願望)に依存するものといわれている。人々は、物事がすでに始まっていて、そこから目標に向かって進める状況のほうが、目標を達成させようとする意識が強くなるということである。

恐るべし、エンダウド・プログレス効果