シミュラクラ現象

シミュラクラ現象」ってなんなんですかね? 今の今まで、そんな現象の名前を一度も耳にしたことがない言葉なんですが……。

だけど、その内容について調べて思ったのが、なるほどこの現象は誰でも経験していることだなぁと思ったのと、そういうものにもちゃんと名前がついていることにも感心しました。

で、それって、何?

答えは、この写真にあります。

これ、よくあるコンセントの写真ですけど、ぱっと見、人の顔に見えますよね? シミュラクラ現象とは、そのように見えてしまう脳の働きのことをいいます。

人や動物の目と口は逆三角形に配置されていることから、人間の脳は3つの点が集まった図形を人の顔と判断されるようにプログラミングされているというのです。日本語では、類像現象ともいうそうです。

人は、相対する人や動物の行動・感情を本能的に顔の表情から予測したりします。これは、まだ知識のない赤ちゃんも同様です。

相手の行動、感情などを予測したりする目的で、脳は本能的に、点や線などが逆三角形に配置されたものを見ると顔と判断し、そこから目を見て何かを察することができるのです。

そうした脳の働きを「シミュラクラ現象」というのです。

また、こんな経験もありませんか?

雲や岩が何かの動物に見えたり、月面がウサギが餅をついているように見えたりすることがありますよね。

それは「パレイドリア現象」または「パレイドリア効果」といいます。

シミュラクラ現象は、パレイドリア現象の一種ともいえるそうです。

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