ウィドマンシュテッテン構造

モノに名前をつけるときは、もう少し覚えやすい名前をつけてほしいなぁと思う名前の「ウィドマンシュテッテン構造」は、発見した人の名前からついたある構造の名前です。

で、それって、何?

正解は、オクタヘドライト型隕石に見られる構造の名前です。

それを聞いても難しいですね(笑)。その構造は、こちらです。

photo by Aram Dulyan (User:Aramgutang

ウィドマンシュテッテン構造は、鉄とニッケルを多量に含むオクタヘドライト型隕石特有の構造で、本物のオクタヘドライト型隕石であるかどうかを判断するポイントにもなります。

カマサイトとテーナイトの帯状組織からなるウィドマンシュテッテン構造は、金属ニッケルの結晶が成長することによって形成されます。ニッケル結晶の大きさが数センチメートルにもなるこの構造は、人工的に作りえないため、ウィドマンシュテッテン構造が見られる隕石は偽造品でないことを証明できるんだそうです。

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