とんすい

みんなで鍋をやったときの話だ。

「ねーねー、ちょっと“とんすい”取って!!」

ん? それって、何?

女子ひとり、男子数名でやった鍋の席で、女子が突然、そういった。

突然の謎の言葉に、そこにいた男子の頭上に「?」が光って見えたぐらい、何それ感があった。

とんすい? 豚肉と水か?

答えは、鍋を食べるときに使う、一部ふちの部分が突出した小鉢のことだった。

え、これってとんすいっていうのか。名前は、知らんかった。というか意識したこともなかったな。だいぶ前の話なのと、常識だったら申し訳ないけど、男子全員が知らなかったので、メモをしておきたい。

とんすいは、漢字で書くと「呑水」。「湯匙」とも書くらしい。ちなみに湯匙は中国由来の漢字で、中国語読みでは「たんちー」だとか。ん? たんちーからのとんすいか? わからんけど、ウィキペディアによると、長崎県付近の方言という説もあるらしい。

それにしても、知らなかったなー。

湯匙で検索すると、レンゲやスプーンも出てくる。中国では、どちらも湯匙なのかな。とんすいで検索すると、小鉢しか出てこないけど。

あと、とんすい、呑水は、広辞苑には載ってなかった。

余談ですが、今では「ちょっと、とんすい取って!!」っていわれたら、もう得意顔で取りますけど。あと、鍋の席では、これまた得意になって「これ、なんていうかわかる?」って、問題まで出しちゃいますけどね。

ちなみに、これがとんすいだ!! ニワトリが生むやつに似てる!! (そっちじゃない)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする